ひとつずつ

私のアトピーの経緯とブドウ球菌が体中から消えるまでの経過を綴っていきます。

自分はどんな時にアトピーが出たかを振り返る。②

※前回の記事の続きです。

脱ステを開始した当初は激しいリバウンドはあったものの顔を中心に見る見るうちによくなってきました。
そして完治間近というときに某アトピービジネスの方と出会います。
そして試供品としていただいた化粧水と保湿クリームをほっぺ、手、乳首のまだ治ってない箇所に塗りました。
するとほっぺの皮がめくれ、またあの汁が出てきました。
ただ、この時「汁」についてはネットで調べるに「毒だし」と教わっていましたし、某アトピービジネスの方に相談すると「それは好転反応だから」と言われ、又実際に脱ステを開始した時も汁が固まっていく過程があったのでその類だと思い、特に気にしていませんでした。
しかし汁は全く固まることなく、瘡蓋はどんどん巨大化しました。
そのまま3カ月が経過し、不安になった私は母が顔に塗っていたステロイドとゲンタシンというものの混合した薬を4日ほどつけるとあっという間になおりました。1か月経っても再発はしませんでした。
しかし顔はある日お風呂場で湯舟に浸かりながら湯舟のお湯でなんとなく顏を洗ったときに再発しました。
更にある時に生乾きのズボンを履いた際に足にもアトピーが出ます。
このころにはツイッターの方から菌が原因ではないかといわれていました。その為、塩や強い殺菌力のあるものを色々と塗ったり洗い流したりしていましたが、かなり強い痒みが出てきたためアトピーが悪化します。
日常生活ができなくなる程手のアトピーが悪化してきた為、脱ステを行っている皮膚科に行き、細菌感染ではないかとの疑問を打ち明けてみると「糖質をとったからこうなるんだよ」といわれました「いやとってないです」というも聞く耳持たず、といった態度に疑問を感じ、もういいや、という思いでその足で標準治療の皮膚科に行きました。
開口一番「細菌検査をしてください」と泣きそうになりながら先生に訴えました。
その先生は優しい口調でどういうときにこの症状がでたかを丁寧に聞いてくださり、細菌検査をすることもなく細菌感染と診断してくださいました。薬の塗り方や量、頻度も教えてくださり、それが正しいかどうかよりもこのように真摯に対応してくださる姿に心をうたれ、言う通り1週間薬の服用と塗り薬を塗りました。
その時に処方されたのは抗生物質の飲み薬とステロイド(最上級)とアズノール軟膏の混合の塗り薬でした。
手は完治し、その後全く再発しなくなりました(指の甲だけその後少し出ましたが)
その後保湿をするようにと先生に言われたので言う通り試すと手に水疱が出てきたので止めました。止めると治ったので皮膚科に行くのもその日からやめました。
しかしまだ乳首と足のアトピーは治っておらず、別の皮膚科で相談するものの「あなたアトピーだからそうなるんだよ」「かかなければ治る」「乾燥しているからだよ、保湿しなさい」といわれ、言う通りに塗り薬をつけても治るどころか広がり続けました。
特に足はどんどん広がりました。
そのころ「アトピーは胃の病気」「アトピーは油の病気」という記事をみたりツイッターのリプライやDMを送ってくださる方がいて、断食や自炊に挑戦したり、小麦、乳、白砂糖、添加物一切抜きの生活にも挑戦してみましたが、全くと言っていいほど効果はありませんでした。ただし、喘息や花粉症は治りました。
そして決定的だったのは「明日手を治してくれた皮膚科に行こう。。」と前日に湯舟に浸かった日の翌日
腕や肩、背中にアトピーが広がっていました。
案の定、手を治してくれた先生からは一目で「細菌感染(とびひ)」との診断。

ここまで読んでいただければわかる通り、私のアトピーの主な原因は「擦れ」や「かぶれ」による「ブドウ球菌」の繁殖でした。面白いくらいに全てが外部刺激によるものでした。
たしかに私の皮膚は患部こそ見た目的には重症に見えますが、部分的にしか発症しておらず、又患部以外の肌はアトピーのような赤黒さがあまりありませんでした。
浸出液とずっと信じていた黄色い汁がまさかブドウ球菌だったとは・・・。(もちろん本当に浸出液の場合もあるので診察や検査を行ったほうがいいです。)
そして数年間そのブドウ球菌と共存していたかと思うととても恐ろしいです。

そしてこれを細菌検査もせず単なる湿疹と診断し、大量にサプリや漢方を出す皮膚科医が(私の通った皮膚科の統計上)9割だったことも恐ろしいです。

次の記事では私がどのようにアトピーを治し、ほぼ再発しないような体になれたかを解説していきたいと思います。