ひとつずつ

私のアトピーの経緯とブドウ球菌が体中から消えるまでの経過を綴っていきます。

ブドウ球菌との戦い

私は自分のアトピーが「かぶれ、掻きむしりによる黄色ブドウ球菌の増殖」と知ってからすぐにこのブドウ球菌を攻略できたかというとそうではありません。この「黄色ブドウ球菌」、なんとものすごく手ごわいやつでした。

 

始めの頃、とにかく敵は「菌」なのだから殺菌をせねば!ということで様々なものを試しました。それこそ、殺菌能力の高いハンドソープ、イソジン(傷用)、強酸性水、ブリーチバス、竹酢液、等々。アトピー黄色ブドウ球菌が関係しているのはよく知られていることらしく、それに関連した商品は多く出ています。

実際それで大きく改善している方もいらっしゃいますので、気になる方は調べてみてください。

 

ただ、私の場合は効果がありませんでした。

ものすごくかゆみがつよくなったり、感染が広がったり、皮膚が荒れたり。。

とにかく逆効果でした。そしてそのたびに私の頭は「?」状態でした。

 

だってちゃんと殺菌してるのにどうして広がるの?

効いてる人もいるのにどうして私にはまったく効果がないんだろう。。

 

今当時のことを振り返ると結局私は殺菌作用のある商品で「かぶれ」を起こしていたのかな、ということ、殺菌作用が強くて常在菌まで殺してしまい、うまく皮膚形成まで運べなかったのではと考えています(定かではありませんが)。

 

特にブリーチバスについては本来医師の指導の下行うのが正しいらしいのですが、私は自己流で行いました。結果、皮膚が荒れたのと、体のあちこちにブドウ球菌が広がってしまいました。(風呂に浸かったことによる感染の広がりもあるとおもいます)

 

自己流って本当危険だな、と身をもって体感しました。。

 

そんな私がブドウ球菌をほぼ体中からいなくさせた手順としてはまず皮膚科の先生から調合してもらったステロイドと整菌作用のある軟膏の混合したものをプロアクティブ療法(私の場合はズボラなので余り丁寧ではありませんが)で粗方治しました。(薬の塗り方については別記事をご覧ください)

そのあと、軽度の部位は毎日お風呂でしっかりと洗いました。頭はシャンプーをつかいますが、体は脇と陰部以外はすべてお湯で洗っていました。私にとってはこのほうが痒みも出ずに回復が早く感じました。洗い方としては患部に「当てる」ようにすると刺激が強いので、例えば乳首を洗うのであればシャワーを肩にあててその流れで乳首を洗うなどしたほうが刺激が少ないです。

 

最後は冷水に変えて一気に洗って終わりです。(効果はあったかはよくわからないですが、締めは冷水の方が肌が引き締まった感じがするのと、ネットで冷水シャワーは副腎皮質ホルモンを刺激すると書いてあったのでやっていただけです)

 

又、夜中にかきむしって目が覚めた時には寝ぼけ眼で洗面台に行き、患部を水で、爪を石鹸でよく洗いました。このころ、患部を掻いた爪で他の部位をひっかいたりさわると「とびひ」のように新たに湿疹ができることがあったのでこれは無意識にやっていたことですが、これも湿疹が広がるのを予防できました。

特に私はほっぺのブドウ球菌がなかなか手ごわかったのですが、朝と夜の水洗顔と、ひっかいてしまったら都度ほっぺを洗うのを繰り返してみたことで少しずつほっぺの赤み、熱感がひいてきて、今ではつるつるほっぺになりました。

 

ブドウ球菌の撃退方法については人それぞれだとおもいますが、私のアトピーには薬と水というのがシンプルながら最強なコンビだなと思いました。